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猫が教えてくれたこと (映画)


イスタンブールにも猫がいる!猫大事!猫は可愛い!

本作はトルコ・イスタンブールに暮らす猫たちとそれを愛する人々のドキュメンタリ映画。そりゃもう猫がこれでもかと出て来ますし、これでもかと可愛いですよ。さすが猫だ。
そして猫達の自由気ままな暮らしとイスタンブールの港町をこれでもかと見せてくれる。子猫に大人猫。気楽な奴から気性の荒そうなやつ。個性的に撮影されているのも良いところ。音楽も気持ち良いです
そんな本作。実は罠がある。猫は可愛い。でも中身が全く無い。いや、猫が可愛けりゃ良い。でも映画なんだからそれ以上の何かストーリーや色々ありそうだが…無い。お陰で気持ち良い音楽と何も起きない平坦な猫の映像で良い感じに睡魔に襲われます。
「俺が一文無しになった時、猫が鳴いてる方に行ったら財布が落ちていて必要な金が手に入ったんだ!それから猫に感謝してる!」というネコババを公言する男が出て来たり、野良猫は去勢もしてないからか、やたら頭数多くていらん心配してたりと、ただ可愛いと思えない頭をかしげる部分もありました。
そしてタイトルだが一体猫に何を教わったのか。人間たちもみんな勝手に猫を解釈するから意見はバラバラだぞ。
そしてシレッと終わってしまう。
猫好き以外が見たらブチギレそうな永遠とも思える時間の猫とイスタンブールの垂れ流し映画でした。まぁ個人的には猫可愛かったので全部OKですけどね。ネズミの番をする猫と窓を叩く猫が可愛かったです。

(2017/5)

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