舞台『死刑執行中脱獄進行中』 荒木飛呂彦作品初の舞台化である。期待の反面あの短編漫画をどのように舞台化するのか。 鼠とか焼き魚の罠とかやっちゃうのか。気になってしょうがなかった。 主演は森山未來というのもわからなくさせる。 そして舞台は始まり僕の期待を上手に裏切ってくれた。 舞台にあるのはバンドメンバーと少量の小道具と布が吊るされているだけ。 漫画から引用された台詞を喋るが、そこにある世界はまるで漫画とは違う、シュールで型にはまらないダンスの連続。家具から飛び出してきたダンサー達が体を融合させながら蠢き、囚人を時には飲み込み、時には追い込み、様々な形に姿を変えていく。見た事もないその踊りに無意識のうちに食い入って見ていた。荒木飛呂彦の書く俗っぽい台詞と、見せられるその抽象的な世界は一見ミスマッチのように見えるが、更にこの舞台を美味しくしている。 荒木飛呂彦目的で行くと非常に面食らう作品だが、そこにあるのは見た事もない非常に繊細で面白い世界だった。 (2015/DVD Blu-ray発売中) [1回]PR
映画一行レビュー001 やっとメモ帳直打ちのコメント機能もなにもないブログからこんな便利なブログに移ったのだからなんかしなきゃいけませんね。 ということでタイトル通り今回は「映画一行レビュー」です。 主観的で自己の感性のみで最近見た映画(レンタル含む)をおよそ一行でレビューなんかしちゃったりしようかと思います。また例の如くAAA~Fのビーマニ評価も書いておきます。 ・パシフィックリム (AA) IMAX 3Dにて鑑賞。いろいろつっこみ所はあるけど、ロボが好きな人にはたまらないシーンの連発。帰り道も興奮しっぱなしでした。チェルノアルファにはもっと活躍してもらいたかった。 ・ワールドウォーZ (C) 全然見るつもりなかったんだけど見る事に。終始印象は「誰に見せても問題ない上品なゾンビ映画」でした。ブラピがペプシを飲むシーンが印象的。 ・鍵泥棒のメソッド (B) 先の読めない展開と二人の主人公が交錯する様が笑えるコメディサスペンス(?)でした。評判が良かっただけにとても面白かったです。「街 運命の交差点」を思い出しました。 ・007 / スカイフォール (A) 景色の撮り方、色の使い方が非常にカッコ良く、過去を踏襲した展開もファンには死ぬほどたまらない。アデルのテーマソングも近年のテーマソングの中では最高。 ・ホビット 思いがけない冒険 (D) さすがにロードオブザリングを越えられなかった。3Dで見たのもいけなかった。 ・オブリビオン (D) 淡々とした純SFってSF。メカなどはカッコいいけど、最後にHAL-9000を彷彿とさせるボスが出てきてガクっと来た。 ・ボス その男シヴァージ (B) インド映画。ロボットが非常に面白かったので劇場で鑑賞。インド映画は長いと覚悟はしていたが本当に長かった。トイレに行きたくてしょうがなかったが休憩すらなかった。しかもずっと超ハイテンションなので疲れるったらなんの。にしてもロボット同様今まで見た事も無い映像を見せてくれる所はさすがインド映画である。ただやっぱり一般向けではない。映画が終わり後ろの席の人たちは「インド映画なんて二度と見ねえ」と言っていた。気持ちは非常にわかる。自分もこれからインド映画はレンタルで見ます。 ・シュガー・ラッシュ (A) ゲーム好きなら見るしか無い作品。ここまでTVゲームを取り上げた映画もないだろう、しかもディズニーだ。各所にいろんなゲームキャラがちりばめられており一度見ただけでは満足できない作品になっている。AKB48のテーマも結構好きだぞ。 ・クラウドアトラス (AA) ウォシャウスキー姉弟のスピードレーサーぶりの新作。時代も舞台も違う6人の決して重ならない人生が非常に上手くブレンドされている大作。テーマ曲「クラウドアトラス六重奏」は名曲。 ・ドラゴンボールZ 神と神 (B) 鳥山明の手が入っている事からとても柔らかくギャグの多いドラゴンボールになっていてとても満足。ベジータが可愛かったです。 ・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q (C) 怒濤の展開に頭が追いつきません。「ありゃーここまでするか〜」という印象。 ・裏切りのサーカス (C) 一回見ただけじゃ話がわからない!でも雰囲気と写し方はどのシーンも絵になります。地味にベネディクト・カンバーバッチが出ている。 ・アイアンスカイ (B) 月の裏でナチスは潜んで地球征服を今も企んでいた!という素晴らしい設定のコメディ作品。バカに出来ないくらいメカや衣装のデザインが秀逸。宇宙飛行船のデザインがグッド。 ・カサブランカ (B) まさに名画。「君の瞳に乾杯」 ・ゴッドファーザー パート1 (A) あのアルパチーノの変貌の仕方には鳥肌がたつ。あの目つき!最初の坊ちゃんと同一人物とは思えない。 過去半年を思い出しながら書いてみました。全然一行で収まってませんね。 [0回]